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協調性
このお話は 誰かと 意見交換していただきたい。
【協調性】
ある水曜日、九時半頃。
ぼちぼちお客様がご飯を終えて、ご来店され始めたとき
十名程の団体様も来店。
全員スーツ姿。
紅一点、一人だけ女性。
その中の男性一人が以前お見かけしたことのある方で
「お久しぶりです」
「こちらこそ お元気でしたか？」
緩やかに
とても丁寧なスタート。
乾杯をスムーズに行うように
「美味しいハイボールで まずは乾杯 どうですか？ ウイスキー苦手な方いらっしゃいますか？」
と私は提案。
オジサマ達は、あっちこっちで
「おっ ええ考えやな！二杯目から、あれやこれや言ったらええな！まずは乾杯や！」
紅一点のその女
「ウイスキー好きやけどー。私ィーうーん。マティーニィー」
周りのオジサマ達
「おお そうやな マティーニ旨いもんな！」
私の心の中の声はこうである
「ウイスキー好きまで言っておいて。しかも、どう見ても上司らしき人達の乾杯は・・の流れの中で・・・君のせいで確実に乾杯が遅れるんやで！」
し か し
すぐに横のオヤジ
「おおマティーニ旨いもんな！」
だって
カクテルの王様やしええけど・・
しっかりせえっ！ オヤジ！
何とかハラやらパワなんとかやら
コンプライアンスやら
外でも気ィ遣わなあかんのかいな？
「このマティーニ美味しい！」
と
喜んでいた彼女の前で、半分になった姿のマティーニは四十分くらい放っておかれ
あげく
十時半頃
「電車なくなるんでェー」
とそそくさと、その女は去った。
「嘘は上手に言え。明石に帰る言うてたやないか、まだまだ電車あるわいな！」
オヤジ女に直接 言え！
いや 帰って 清々したかな
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日常会話とは皆様が世界から地元から持ち寄る2
その２ ジャパニーズは 世界を相手に戦う
わが店の歴代バーテンダーの一人、女性なので「バーテンドレス」。
彼女が十数年前、友人とマウイ島に旅行に行ったとき。
旅行社の大きなバッジをつけた、現地人の添乗員が、指定場所で待っていた。
アクセントこそバッタもんの結婚式専門牧師みたいだったが、まあまあ日本語はオーケーだったようで
「日本語上手やね どこで習ったん？」
と尋ねてみた。
すると彼は
「ワタシ ニホンニ 二年スンデマシタ」
「へェー どこに住んでたん？」
普通は大阪とか神戸とか言うところだが
彼は
「ハンキュウロッコウ！」
だって。
遠いところまで旅に来ているのに、気分ぶっ壊しやん。
とは 彼女談
そんな彼女が、閉店間際の大丸で食品を探していた。
俗に言うデパ地下 白ズキンのおばちゃんが、必死で声高らかに百円引きのコロッケを売っていた。
四、五人のお客さんを前にして大きな声。
しかし、運悪く皆青い目の人ばかりだったそう。
でも、おばちゃん一歩も引かず、さっきよりもっと声高らかに、
バッタもんの牧師みたいに、身振り手振りで
「ココカラ！ ヒャクエン ビーキッ！」
全部日本語やってんて。
バーテンドレスには、キリッとした態度が不可欠
その態度があるからこそ 時々の笑顔が オヤジの安らぎ
私ではなく 女性が伺うと 注文する オヤジもいる
これは・・ 仕方がない
でも オヤジ達 こんな時のためにも
カッコよく注文しよう！
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日常会話とは皆様が世界から地元から持ち寄る1
その１ お賽銭以外にも儲けてるやろ
アラフォーの Ｔちゃんとも ずいぶん長い付き合いになってきました。
Ｔちゃんは時々「恋みくじ」という、いわゆる「おみくじ」を買う。
「恋みくじ」は その名のとおり恋愛に関するおみくじのはずなのだが「人のふり見て 我がふり治せ」 みたいに、まあ、なるほどとも思える。
一言だけが 一枚の紙に太字で大きく書いてある。
時には 「恋愛と何の関係があるんやろ」のような意味不明の一言なんかもある。
一枚、いや一回五百円。ええ商売やなあ。
別に、お祭りなどがない季節でも、Ｔちゃんは時々買ってくる。
「マスター！この前の恋みくじ、見て見てェー！」
その一枚の紙切れ、
いや、恋みくじにはやはり大きな太字で
「撤収！」
とだけ書かれていた。
ビックラマークまでついて。
「彼氏も居ないのに、何が撤収よ！ねえっ！」
いやいやＴちゃん。
恋みくじ買う 俺に見せる 文句言う
恋みくじ買う 俺に見せる 文句言う・・・・
Ｔちゃん・・作ろうよ彼氏
そしたら
恋みくじ買わない 俺に見せない 文句言わない
だろ
Ｔちゃんの 文句あっても なかっても飲むもの
「ジンベースのさっぱり青いの」 スタートはこんな感じです
青い色は ブルーキュラソーを使うのが一般ですが 近年は
リキュールも様々なものがでています スピリッツとの相性もあるので
研究が大切ですね さっぱり の時は 特に考えましょう
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オヤジ達よバーへ行こう番外編3
オヤジのような女たち その３
ドニーがやってきた。Ｎちゃんの家に 妹の彼がアメリカからやって来て住み着いているらしい。彼がドニー。
彼も日本に慣れようとして 食事なども 「オイシイデス。コレモ、オイシイデス」と、彼なりに気を遣っていたのだが、幼いころから食べていたものと日本の食文化はやはり違うらしく体調を崩したそう。
トイレに行く回数も増え、ついに痔まで患ってしまった。
医者が
「痔はゆっくりと温めたほうがいいですよ。シャワーだけでなく」
と、彼に助言。
次の日から彼は
「Ｎサン オフロ ワイテマスカア？」
って聞くようになった。
Ｎちゃんは私に
「そこのところ気ィ遣えっちゅうねん！一番風呂入るねんで！痔のくせに！」
まあまあＮちゃん、わかるけど言い方が・・・・
女の子なんだから、ね。
Ｎちゃんの飲み物
きつい口調で ブーブー 怒ってたわりに 甘くて優しい
カクテルを好みます オランダ、フランスなどは世界に
フルーツのリキュールを届けています 色もきれいで
味も素敵なものがたくさんあります。
女性達も"オヤジ化"しているのが最近の傾向ですが、元々男より強い生命体であることを忘れてはいけない。
「女なんだから きちっとしなさい」
とか
「女のくせに・・・」
とか
で育てられた鬱憤が、だらしない世の中やつまらぬ社会ルールなどに反発し、今、大爆発しただけ。
「バス ガス 爆発」
「バス ガス 爆発」
早口言葉で三回 言ってみよう
ほら、噛みましたね。
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オヤジ達よバーへ行こう番外編2
オヤジのような女たち その２
その日は素敵な日だったんですとてもとても素敵な日だったんです。
スコッチ党のオヤジ達とゆるやかにスコッチ談議。
テイストからその蒸留所がある地方の歴史など。
そんな日の十時半過ぎ、昔一度来店された男性と「Ｍデラックス」と良い勝負のギリギリカウンターの椅子に座れる女性との二人が
「ここのマスター こんなの あんなのって言ったら何でも作ってくれるで」
その女
「私の雰囲気でカクテルを！」
出来るかいっ！
その２の オヤジ女 の飲み物は？
さぞかし興味深いカクテルでしょうね
まずはグラス選びから
丸太いグラスに・・・・
書けません
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